もし今、TOEIC390点を取得した当初の自分に声をかけることがあるとすれば①(リーディング編)
あのな、TOEICってのはしっかり勉強すれば必ずスコアが上がるようにできているテストだから、頑張れば誰でもスコアは伸びるテストになってるんだよ。
僕は、君がTOEIC850点を取った未来から今ここに現れて、君に話しかけているんだよ。その途中でどんな勉強をして、どんな感情を抱いたかをここで君に話すね。
まず、大きなことから話すと、僕が勉強していて一番辛かった時期は390点から600点くらいまで上げるまでが一番辛かったよ。辛すぎて、大学の図書館で土日勉強しながら一人涙を流した日々があった。
600点から700点、700点から800点へ行く過程は大変だったけれど、勉強に拍車がかかっていたから、勉強時間・勉強内容などは正直、それまでと比べると言うほど苦痛ではなかったよ。
それで、今はTOEIC850点まできたけど、今からまた勉強を開始して、これからどれくらいの期間がかかるかわからないけど990点満点を目指すつもりで考えているから、未来の君でさえもまだまだ発展途中なんだ。でも、きっと900点を突破して、もがきながらも950点を突破する姿をイメージしていて、最終的には990点を取っている姿がイメージできている。
390点を取得したときは、自分には英語の才能もなくて、そういえば中学高校と英語が苦手で偏差値も40くらいだったなぁ、と自分のできなさを認めた時もあったよ。
でも、今になればわかるけど、TOEICには才能がなくても、英語の偏差値が低くたって、しっかり勉強すればスコアが上がることは、未来の君である僕が証明している。
初めに、中学1年生の教科書ガイドから買って、文章を音読したことや、duoの単語帳を買って1日1ユニットの文章を30回音読して全ユニット3周したことや、途中では一ヶ月で300時間勉強するプロジェクトを勝手に始めて、ストップウォッチで勉強時間を計ったこともあったよ。そういえば音読をしすぎて、声が枯れたこともあったね。
そういうことがあったけど、もしTOEICのスコアアップを目指すのならば、これから言うことをすればいいと思うよ。
ただ、一つだけ注意点を上げるとすれば、君がこれから頑張っていくにあたり、様々な情報に触れると思う。そこで一番気をつけなければいけないのは、そういう情報に惑わされないことだ。なんて言っても、君は初受験で390点だったんだ。初回受験で700点や800点の人の勉強法をのぞいて真に受けると、きっと自信をなくすよ。
その上で、あくまでも未来の君が通ってきた経験から、何をするべきかをここで伝えるね。
まずTOEICといえども、英語を勉強する上で必要不可欠なのは英文法だから、手元に文法書を一冊手元に置いて、まずは文法書をさらっと読む。
その時に、1回目で完璧を目指さなくていいから、高校時代に勉強したことを思い出すようなつもりでさらっと読むことが必要だと思うよ。
その文法書は君の好きなものを使えばいいんだけど、個人的におすすめなのは、大西先生の一億人の英文法か、FACTBOOKのどちらかだけど、勉強しやすい好きな方を選んだらいいよ。
次に、単語帳だね。
TOEICに出る単語は一般的な単語帳より、TOEICに特化したものを利用した方がいいよ。なんて言ったって、TOEICはビジネス英語だからね。
僕は英語学習を開始した二十歳のときにDUOという単語帳を買って、毎日音読していたけど今振り返るとTOEICにはTOEICの単語帳を利用した方がいい。これは紛れもない事実だと思う。
もし、おすすめするのがあるとしたら、390点の君には
銀のフレーズ、金のフレーズ、金のセンテンスの三冊シリーズをおすすめするけど、まずは銀のフレーズからかな。
もし君が文章から単語を拾いたい人だったら、濱崎先生の本番そのままプラチナボキャブラリーもおすすめだね。
この辺りは勉強する君が実際に単語帳をみて決めるのが良いと思うから、書店で立ち読みすることをおすすめするよ。
そして、文法問題集だけど、君にオススメするのは文法特急だ。
これもさっきの銀のフレーズなどと同じ特急シリーズの本で、
パート5で問われる文法問題を網羅している。
問題数は100問強だが、かなり良いTOEIC対策問題集で、もしこの中でもわからない単元があれば、先ほどの文法書でその項目を読み直せばいい。
それらのことをして、TOEICのことについて、単語・文法が少しずつわかってきたら、最新版の公式問題集を買ってみよう。
おそらく、それで公式問題集を解いたとしても、ボロボロだと思うけど。
でも、少なくとも、TOEICに出てくる単語については少しは知っている状態で、パート5についても文法問題に猛烈な拒否感はないはずだと思うから。
一度解いてみて、答え合わせをしてみること。
どれだけ正解しているかはどうでもいい。
ほとんどできていないはずだから。
そこから、復習をするからこそ伸びる。
それぞれの模試からどれだけ知識を吸収できるかによって変わるが、きっちりと一回ずつ模試を復習していくこと。
パート7の文書は一文目を読めば内容・表現が頭に浮かぶくらいまで英文を読み込むこと。
辛いけど、地道にしていくしか上達の方法はない。
でも、それを続ければ必ずスコアは伸びるから、諦めずに頑張ってね。
また気が向いたら君の目の前に現れて、この続きの話をするから。
(君の未来より)