「上達の法則」を読んで感じたこと
昨日、時間を見つけて以前読んだ本を再度読み返していました。
この本の最後に「上級者になる特訓法」という章があります。
シェアしたい点がいくつかあったので記します。
いくつも説明されているのですが、以下の3点は特に英語学習と共通点が多い部分があると思ったため、ここでシェア。
①反復練習をすること
②感情移入をすること
③大量の暗記暗唱をしてみる
以上の3点は特に英語学習をしている最中に出会うことですよね。
詳しいことを知りたい方は、実際に著書にあたってみてください。
①はすでにここで書く必要もないくらい英語学習としては当然のことです。
②の感情移入をするというのは、TOEIC的にはOJiMさんが提唱されている「気持ちを込めた音読」に他ならないと思っています。
下にOJiMさんのブログ記事「繰り返し学習の効果と実例」について、本記事の①反復練習と②気持ちを込めた音読についての両方が書かれています。
そして、③の大量の暗記暗唱をしてみる、についても、
TOEIC満点ホルダーの方々が実際行われているようなことと同じことです。
この本では、暗記暗唱する前には、それらの体系的知識のコード化、コードシステムがうまく構築されている場合は、大量の暗記暗唱が有効と書かれています。
コード化、コードシステムが構築されていない、つまり知識としてしっかりとまとまっていない状態で無理やり暗記暗唱しても意味がない!
と書かれています。
よく世間で、「丸暗記は無意味である」という論が蔓延っているのは、コード化やコードシステムの形成度が度外視されたもの。とも書かれています。
つまり、超ざっくり言うと、理解できていないものを暗記暗唱しても効果が薄い、ということに近いと思います。
これについても、以前Rabbitさんの学習会で講師のRabbitさんから、「頭に無理やり暗記しようとして英文を入れるのではなくて、繰り返し繰り返し文章に触れて、理解を繰り返していくことで、結果的に英文が空で言えるような状態になることを目指すべき」という話がありました。
これは、繰り返していく上で、頭の中でコード化が進み、整理整頓されていく中で、英文が頭に入っていくという過程をたどるので、非常に理にかなっているのではないかと思うわけです。
Rabbitさんの以下ブログ、「繰り返しの効用」について書かれています。
これは、暗記暗唱と直接関係はないように思われるかもしれませんが、強いていえば①に当たるかと思います。
少し引用させてもらうと、
英語の学習も同じようなステップを踏んでいくわけで、繰り返すことによって、ただ機械的に同じものを吸収するわけではなく、都度、違うエッセンスを吸収していくわけです。その過程は人によって違います。
残念ながら、繰り返しの効用は、それをやった人にしか分かりません。
だから、繰り返さない人に、どれだけ繰り返しの効用を説いても無駄です。
やらないから。
だから、スコア停滞の迷宮から抜け出すことができない。
そんなに難しいことは言ってないんだけどな。
ただ繰り返せばいいだけなんだから。
僕は、スコアを必死に上げてこられた方々の思考・学習プロセスは似通ってくると思っています。
それがたとえTOEIC学習におけるものではなくても、上記3つのことは上達の共通事項になってくるのではないか?と思うわけです。
これは、各々のスコアがどのレベルなのかに関係なく、全レベルのスコアを上げたい人がまず身につけるべき思考だと今になって思うことがよくあります。
スコアが低い時には理解する項目が多いです。それは問題集を簡単なものにするといった、自分のレベルに合わせたものを利用すればいいのですが、基本的な学習スタンス・思考プロセスは初めに構築しておく方が、後々、楽になると常々思います。
ということで、本を読んで感じたこと終了。
ちなみに、この本の中の最終章で書かれている項目は出てくる順に以下の通りです。
・反復練習をする
・論評を読む
・感情移入をする
・大量の暗記暗唱をする
・マラソン的な鍛錬をする
・少し高い買い物をする
・独自の訓練方法を考える
・特殊な訓練法を着想するプロセス
・独自の訓練から基本訓練に立ち返る
・なにもしない時期を活かす
興味のある方はあたってみてください。
今日もこれから勉強開始します。
やるべきことは定まっています、
あとはやるだけです。
きっと、今TOEIC受けたらブランクなどから750点くらいしか取れないともいますが、なんとしても900点目指して学習を継続します。
弱点、ボロは多いですが、どこが弱いかが明確なのであとは継続のみです。
それでは!
yun